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2017年02月号ママの提言

柔軟な働き方を選べる世の中に!


須澤 美佳さん

兵庫県在住。小3の女の子のママ。ママの起業を支援する株式会社「ママントレ」代表取締役。地域の主婦と企業を結ぶ「エリアマイスター」事業も手がける。趣味はジャズピアノ。

 

  新卒から6年間システムエンジニアとして働きましたが、仕事は激務。結婚後、子育てしながら働き続けるイメージが持てず、転職を考えました。ところが転職後の出社2日目、妊娠と切迫流産が発覚!自宅安静1ヵ月との診断に、そのまま退社。出産後に今度こそ働こうとしましたが、当時はリーマンショック直後。保育園入園希望はいきなり3倍に膨れ上がり、娘は待機児童に。人生って本当に予測のつかないことばかりですよね(笑)。実家は遠方で頼れず、何とか娘を無認可の託児所に預け、近くのウェブ制作会社でパート勤務を始めたものの、時給はほとんどが託児代に消えていきます。悩んで思いついたのは「在宅で働けないかな?」ということ。そんな頃、女性起業塾に参加したことで、仲間の相談に乗るうちにウェブ制作を手伝うようになり、フリーランスとして仕事を始めました。

  最初はパートの仕事も続けていましたが、転機は、ママのための大規模なイベントで実行委員を務めたこと。イベントをきっかけに、ママフリーランス60名のマネジメントを行う「ママ社長」募集のお話をいただいて応募、代表取締役に就任。その後フリーに戻ったものの、「全国のママとチームで仕事をする」方法を学んだことは大きかったですね。
 そんな頃、周りのママから「須澤さんはウェブというスキルがあっていいね。私には何もな
い」とよく言われたんです。でも、そんなことはないんですよ。企画や事務、「ママの人脈」だって立派なスキル。もったいないな、とずっと思っていました。フリーで仕事をするうち、「ママの声を聞きたい」「仕事を頼みたい」と思っている企業が多いこともわかりました。それなら!私は、地域で仕事をしたいママと企業をつなぐサービスを始めたんです。

  今は、一度キャリアを閉じてしまったら、復帰が難しい世の中。だから、ママたちも、アロマやハンドメイドなど趣味を生かした起業を考えがちです。それが本当にやりたいことならいいけれど、本心はキャリアを継続したいのに、叶わないからと別分野の仕事を選んでしまう人も。
 だから、私はママが本当にやりたい仕事でお金を稼げる仕組みをつくりたいのです。たと
えば、子どもが生まれて大きくなるまではフリーランスや業務委託で仕事を続け、その後希望すれば正社員として復帰できるような社会になれば理想ですね。ママだけじゃなく男性だって、介護などで今までと同じ働き方を続けられない場合はいくらでもあります。ママが働きやすい社会は、みんなが働きやすい社会。柔軟な働き方を実現するのは、誰かではなく自分自身です。当事者意識を持って、世の中を変えていきたいですね。


 

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